日本代表にも好影響か?長谷部誠のニュルンベルクへ移籍 [ブンデスリーガ]
欧州サッカー移籍期間最終日、ヴォルクスブルク所属の長谷部誠のニュルンベルクへの移籍が発表された。
期限ギリギリの移籍発表だ。
5年間所属したチームを離れることには長谷部自身、悩みに悩んだはずだ。
以前テレビのドキュメンタリー番組でヴォルフスブルクの街で暮らす長谷部に密着取材をした番組を見たのだが、サッカーもプライベートも充実感とリラックスに満ちていて、街を、そしてチームを愛しているように見えたからである。
実際に長谷部誠もドイツメディアのインタビューで第二の故郷とも言えるヴォルフスブルクを離れる決断は難しいものだったと語っている。
そして、その決断を後押ししたのはニュルンベルクでプレーする日本人プレイヤー、清武博嗣だった。
清武博嗣は昨年、低迷するチームのなかでひとり気を吐いていた。
自らの得点もさることながら、性格無比のフリーキックは多くのアシストを生み出し、ドイツのサポーターをして“WITCH(魔女)”と言わしめた。
だが昨季ニュルンベルクははあと一つのところを押し切れない、踏みとどまれないゲームが多かった。
守備的な中盤が得意な長谷部は
このチームにマッチするし、即戦力で出場機会を得られるだろう。
清武からのラブコールもあり、ニュルンベルクへの移籍を決めた長谷部だが、この移籍は日本代表にとってもプラスになるだろう。
ひとつは代表キャプテンの長谷部がクラブで試合に出続けられること。
昨季末から長谷部をはじめ香川、岡崎、吉田といった主力組にクラブでの出場機会が少なくW杯に向けて不安要素となっていたからだ。
もうひとつは長谷部、清武といった日本代表の主力組が同じクラブで時間をともにすることで連携面での向上が期待できることだ。
セレッソでいっしょにプレーした香川と清武と乾、ガンバでいっしょに戦う遠藤と今野など、同じクラブで時間を共にしたことによるプラス効果は間違いなくあると思う。
ボランチの長谷部と右サイドの清武に中盤からのホットラインが出来れば、ひとつ攻撃面でのアクセントが増えるのではないか。
ニュルンベルクの次戦は9月16日。アウェーでブラウンシュヴァイクとぶつかる。
長谷部と清武に注目である。
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